子宮筋腫の形態
子宮筋腫は平滑筋という筋肉の細胞が異常に増殖してしまい瘤のようになっている状態ですが、通常、それは丸い形をしていてボールのようです。筋肉細胞からなる筋腫ですから比較的、その硬さは柔らかいイメージをもたれるかもしれませんが、実はソフトボールほどの硬さをしています。色は通常ではピンク色をしているといわれますが、灰白色の場合もあります。何かの拍子に血流が悪化し、子宮筋腫の中に血液が滞留していまうと赤黒く変色することもあります。
また、筋腫の細胞が死んでしまうようなケースでは、それは黄色を帯びてきて、先程言ったようなソフトボールのような硬さではなく、柔らかくなり、さらに、その状態が進むとゼラチン状になります。
これとは逆のケースで子宮筋腫の硬度が増してしまうこともあります。筋腫にカルシウムが沈着すると石のように硬くなってしまうのです。
女性の25%に子宮筋腫
身近に子宮筋腫を患っている人がいない場合、子宮筋腫という病名を聞くと非常に稀で、珍しい病気と感じるものかもしれません。しかし、詳しくデータを取ってみると、それは間違っていて、かなり多くの女性が子宮筋腫と無縁ではないことが分かります。
子宮筋腫が見つかるのは、ほぼ例外なく月経のある年齢層に限られます。その中で無症状のものも含めると女性10人の内の4人、実に25%の女性に子宮筋腫が見られるといいます。また、白人女性でも25%、黒人女性では50%の女性に見られるようです。最も顕微鏡レベルの小さなものまで換算すれば子宮筋腫はほぼ全ての成人女性に見られることになりますから、その事からも、子宮筋腫というのは決して珍しい病気ではなく、寧ろ、身近な病気といって良いかも知れません。
子宮筋腫と誤診の怖さ
もちろん、以前にも説明したように子宮筋腫は良性の腫瘍ですから、これが直接、命に関わることはありません。しかし・・・
「そうか、それじゃ、心配しないで放っておこう」
と、考えるのは早計です。子宮筋腫が発見された場合は定期的な検診は欠かさない方が賢明です。なぜなら、他の悪性の病気が発見される可能性は否定できませんし、稀にではありますが、医師側の「これは良性の子宮筋腫です。」といった診断が間違っていることもあるのです。
この場合どういった病気を子宮筋腫と誤診されるかといえば、子宮体部にできる悪性腫瘍の子宮肉腫などです。これは悪性腫瘍ですから非常に危険です。このような誤診などのケースも含め、子宮筋腫だからと侮らず、定期的に診断を受け、医師にアドバイスを貰いながら経過観察することが大切になります。
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