月経周期における変化

月経周期には妊娠し、胎児を育むために女性の体の中では様々な変化が起っています。

周期時期の分類

月経周期は卵胞期、排卵期、黄体期の3つに分けることが出来ます。

卵胞期

卵胞期とは、月経の第1日からLHの濃度が急上昇する直前までの期間をいいます。月経周期のうち13日程度が平均とされ、この期間に卵巣内の卵胞は発達します。卵胞にはそれぞれ1つずつの卵子が存在し、卵胞期初期のFSHの放出よる刺激で3〜30個の卵胞が成長していきます。卵胞期の後半になるとFSHの放出は減少し、成長した3〜30の卵胞のうち1つだけが主席卵胞として選ばれ、そのまま成長し、エストロゲンを分泌するようになります。そして、残りの卵胞は退化してしまいます。

排卵期

LH濃度の急上昇とFSH濃度の上昇は排卵期の始まりを意味します。卵胞期の後半に生産された主席卵胞はLH濃度の急上昇による刺激で卵巣の表面から突出、その後、破裂して卵子を放出します。通常、LH濃度の急上昇から卵子が放出されるまでの時間は36時間といわれています。放出された卵子の受精可能期間はそれ程、長くは無く約12時間です。排卵期の終わりは卵子の放出で終わります。

排卵期には「中間痛」と言われる鈍い痛みの症状を起すことがあり、通常、下腹部の左右どちらかが痛み、それは、卵子を放出している卵巣側になります。痛みの持続時間は数分のこともあれば、数時間続くこともあります。中間痛の詳しい原因は分かっていない部分が多く、卵胞の破裂の前と後、毎回、起こるか否かなど決まったパターンはないようです。

黄体期

卵子の放出によって排卵期が終わり、その後に続く期間が黄体期になります。受精のない場合、この期間は14間続くことになります。黄体期にはプロゲステロンが大量に分泌されますが、これは卵子を放出した後、卵胞が黄体へと変化し、内分泌組織を作ることで起こります。プロゲステロンは「妊娠のホルモン」といわれるように、子宮内膜を厚くして、胎児のための水分と栄養分を蓄え、また、子宮頸部の粘液を濃くして子宮内への雑菌の侵入などを防ぐなど、妊娠のための環境を整えます。黄体期の後半にはエストロゲンも影響を強くし、子宮内膜の成長を支えます。

受精が成立すると、黄体は胎児の胎盤の一部から放出されるヒト絨毛(じゅうもう)性ゴナドトロピン(hCG)により分解が防がれ、プロゲステロンの産生は保たれます。この状態は胎児が成長し自らホルモンを分泌出来るようになるまで続きます。

 
 
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