女性らしさと妊娠のホルモン
エストロゲン(卵胞ホルモン)は一般にエストロン(E1)、エストラジオール(E2)、エストリオール(E3)が知られていて、簡単にいうと「女性らしさのホルモン」といっていいでしょう。子宮、卵管、子宮頸部などに働きかけ、子宮内膜は、その細胞を増やし厚くなり、妊娠に備えるようになります。
血中のエストロゲン濃度がピークに達すると脳下垂体はFSHとLHをさらに多く分泌し排卵を促します。受精卵の着床を助けるのもこのエストロゲンの働きです。この他にも自律神経、感情の働き、骨、皮膚、粘膜、関節、筋肉、胃腸、脳の働きなどにもエストロゲンは大きく関与していると考えられています。
妊娠をコントロールするプロゲステロン
プロゲステロン(黄体ホルモン)は女性が妊娠するための準備をする、云わば、「妊娠のホルモン」です。子宮内膜や子宮筋の働きを調整し、受精卵が着床しやすい状態に整え、妊娠した後は、その妊娠を継続させる役割もあります。体温上昇、血糖値の正常化、体脂肪を減少、利尿作用、他のホルモンのバランスの調整などにも関わっています。
人間の身体はおよそ200種類、60兆個の細胞から成り立っていますが、子宮内膜の細胞は分泌液を出す腺細胞と、間充物質である間質細胞から構成されています。排卵の後は受精卵が着床しやすいように、その分泌液の量は増加します。また、子宮頸部には同じように頸管粘液という分泌液があり、こちらも排卵後にその分泌量はピークになり、受精しやすい環境を整えます。
基礎体温は女性の健康のバロメーター
基礎体温は女性ホルモンの分泌状況を反映している事から、排卵の有無や排卵日の推定、妊娠の兆候などを知る目安になります。女性の基礎体温は風邪をひいた時などに使用する体温計よりも目盛りの細かい婦人体温計で測ります基本的に、卵胞期には低温、黄体期にはプロゲステロンの作用などで高温を示し、表にしてみると2相性の曲線になります。
基礎体温表をつける場合は、毎朝、同じ時間に起床し、目が覚めたらすぐに測るようにしなければなりません。測る時刻がマチマチであったり、体を動かしてしまった後に測ったりすると、正確な基礎体温表は作成されませんので注意して下さい。基礎体温表とともにメモとして、体の調子も記載しておくと後で妊娠などの良い目安になります。
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